命を燃やせ

明日は何処へ 行くか知らん

時の刻みは水の滴り

壁の向こうでひとりでに

壁の中で時は進む

 

我の中の進む時が 今の一部を奪って行く

知らぬ間に奪われた時は

彼方の底へ沈み 手の届かぬ星空となる

輝きはじきにうせ また知らぬ間に意識から遠のく

 

時に同じく命のかけら 剥がれて行くのは知らぬ間に

全ての恥を捨て去り行けば 剥がるるものも恐るべからず

ただのうのうと進め 命を削れ 命を燃やせ