青春
青春とは、なんだろう。少なくとも高校生は青春的ななにかの時期を生きているらしい。世間的にはね。
いま大学4年生になって、青春てなんや、と考えてみた。そして今僕は青春の只中にいる気がする。
青春とは、自分を知るためにもがく時期ではあるまいか。
自分を知るタイミングは実に多様だ。何か自分が目指しているものがあって奮闘している時。そんなとき、失敗することは大いにある。失敗すると、そのたびに自分のcapacityを知ることになる。と同時に、capacityを拡大するきっかけともなる。失敗は、自分はこういう人間なんだ、ということを知らせてくれる。失敗は成功を含む。自分ができないことを知るとき、自分ができることを同時に知るものだ。
なぜ勉強すると思う?
己を知るためよ。
物理学を勉強するのだって、数学を勉強するのだって、己を知るためである。己が自然界の中のどんなところにいて、どんなものなのかを知ることである。
勉強は難しい。わからないことがあるたびに、わかろうと奮闘する。大抵の場合わかる。しかしわからないことがある。研究の始まり。そんなことを知ろうとするのは、己を知りたいと思うためである。
勉強という行為が己を知るためで、己を知ろうともがく時期を青春と呼ぶのなら、勉強している間は青春なのではないか。
僕はまだまだ己を知らない。きっと。そして、僕は僕を知ろうとしている。だから、いま僕は青春の只中にいるのだ。