2019-07-04から1日間の記事一覧

空の色

雨が降った。梅雨であるから、なんの不思議もないが、ずっと青空を見れていない気がする。 昼の空を見上げたとき、どこまでも続く雲であった。それも、ずっと一様で、同じ白色がムラなく広がり、もはや空はもともとこんな白色なのではないかと思わせられた。…

熱が出た。動けずに、寝転がっている。ポカリスウェットは買ってきたから死ぬことはあるまい。だけどやっぱり、寂しい。外は雷雨だ。 横になったり体をもたげたりしながら、夏目漱石の「三四郎」を読んだ。八話。小川三四郎と里見美禰子との間の、感情の妙が…